◆半島生活３日目◆ ◆偽島◆

ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカ

　　　　　　　　　　　　　　キュピリーン！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だらっだらっだらっだらっだっだっだ！

第二話
『半年に２回くらい猛烈に聖飢魔Ⅱにハマる時期がある』

島の生活にもちょっと慣れてきた。
そんな時ブラックの元に電報が届いた。
ここで「離島なのに電報？」ってツッコむ人には天罰とかそういうのが下ります。


　「半島戦隊カムチャッカマンは解散しました。長い間ご苦労様でした。
　　　　退職金はご自宅に郵送しておきます。２週間以内に受け取って下さい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　司令官 メポレオン・ボメパルト　　　」


「な、なんだってぇー！」

ひどい話だ、と半島は思った。
電報発信の日付は１５日前。
もう退職金の受け取り期間はとっくに過ぎている。
こんなのってあるか！
何とかならないかとブラックは同封されていた明細書に目を通した。
ここでプロフ絵を見て「目なんてないじゃん」てツッコむ人はフシギナマホウデコロシマス。


　「ちなみに退職金の明細は以下の通りです。

　　　　　　　・金３８０円
　　　　　　　・金のエンゼル１枚
　　　　　　　・金色のコルダ２巻

　　　　　　　　　　　　　　　　　司令官 メポレオン・ボメパルト」


「おもちゃの缶詰がもらえたのにー！！」
ブラックは地団太を踏んだ。
実は自分で銀のエンゼルなら４枚まで集めていて、もうちょっとだと楽しみにしていたのだ。
大体電報送ってくれるなら金のエンゼルくらい一緒に送ってくれればいいのに気の効かない司令官だ。
ブラックは激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
ブラックには政治がわからぬ。
ブラックは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。
けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。

その時だった。
「あ！あっちからターメリックの香り…！」
カレーの匂いにはもっと敏感であった。
怒りも忘れ、今日こそはカレーを食べるぞ！と歩き出した。

★お知らせ★

今週のカムチャッカマン一口メモは、戦隊の解散により休載の上打ち切りとします。
たった１回のご愛読、誠にありがとうございました。ＡＭＥＮ！